【親子で学ぶお金のこと②お金を増やす方法〜貯金・株・債券・投資信託って何?貯金と投資の違いは!?】
本日は、親子で学ぶお金シリーズ第2弾としまして、「お金を増やす方法」をお伝えします。具体的に、貯金・株・債券・投資信託って何? さらには貯金と投資の違いは!?というお話です。
小学生にも分かるレベル感、言葉使いでお届けしたいと思っています。
それでは、ご覧ください。
貯金とは?
さあ、お金を増やす方法についてお話していきますが、みんなは貯金はしてるかな?
貯金っていうのは、お小遣いやお年玉を貯金箱や銀行にしまっておくことですね。
例えば、将来、ちょっと高いおもちゃやゲームを買うために、もらったお小遣いで、すぐお菓子とかを買わずに、お金を貯めておくといったことですね。
貯金は、使いたいときにいつでも取り出せますよね。でも、貯金はあまりお金を増やすことはできないんですよ。
貯金箱に1,000円貯まったとして、1年間置いておいても、ずっと1,000円のままですよね。貯金箱でなく、銀行に1,000円1年間入れておいても、今の金利なら1,000円のままなんですよね。
貯金箱や銀行のお金は出したら、いつでも使えるけど、置いておいてもなかなか増えないんですよね。
だから、今日は、お金を増やすこともできる、3つの方法『株』とか、『債券』とか『投資信託』、についてお話します。
「株」とは?
みんなは、『株』、『債券』、『投資信託』って聞いたことありますか?
株っていうのは、会社の一部を持つことができる特別なカードなんですね。
例えば、一人のお友達がたくさん種を持っていて、その種をみんなで分けて、育てる、そんなイメージに似ているかな。
種を植えて、芽が出て、花が咲いて、実がなる。
今年実がなって、来年も実がなって。
美味しい実がたくさんなる年もあるかもしれない。
そうすると、その種を頂戴という人も出てくるかもしれない。
あるいは、なる実が少ない年やあまり美味しくない実がなる年もあるかもしれないし、全然実ができない、あるいは枯れてしまうこともあるかもしれない。
もしこの実がお金だったら、美味しい実ができたり、実がたくさんできたりすると、お金が増えるということですね。
これが株のイメージですね。
株を持っているとどうなるか
具体的に、株を持っているとどうなるかも3つお話しておくね。
1. お金がもらえるかもしれない
会社がたくさんお金を稼いだとき、そのお礼として株を持っている人にお金が配られることがあるよ。これを「配当」というんだ。さっきのイメージで言う「実」ですね。
2. 意見を言える
会社が何か大事な決め事をするとき、株を持っている人はその決め事について意見を言うことができるんですよ。
種と実の例で言うと、「ここに植えた方がいいよ」とか「肥料はこれがいいよ」とか言えるって感じかな。
3. 価格が変わる
株の値段は毎日変わるですよ。会社がうまくいっていると株の値段は上がり、困っているときは下がるんだ。
たくさん良い実ができるとみんなが欲しくなって人気が出るから高くなり、実がすくなったり美味しくなかったりすると人気がなくなって安くなるんですよ。
株ってどうやって買うの?
ちなみに、株ってどうやって買うかというと、「証券取引所」という特別な場所で買うことができるよ。お父さんやお母さんがインターネットを使って買い物をするみたいに、株もインターネットで買うこともできるんですよ。
株について、まとめておくと、株を持っていることで、会社の一部のオーナー、持っている人になれて、会社がうまくいけばお金をもらえることもある。でも絶対お金が増えるかという、会社の成績が悪くなったり、つぶれちゃったりすると損をすることもある。だから、どの会社の株を買うかはよく考えなくちゃいけないんですね。
「債券」とは?
さあ、続いては「債券」についてお話をしたいと思います。
債券っていうのは、お金を貸す約束のカードですよ。
例えば、友達と電車に乗って遊びに行ったとしよう。夕方になって、もう帰ろうとしたら、一緒に行った友達が財布を失くして、お金がないから電車に乗れない・・・こんな時、皆ならどうする!?
自分の電車代を払ってもまだ残るなら、困っている友達に貸してあげる、こんなこともありますよね。
そして、その友達が「借りたお金、明日返すけど、いくら借りたか忘れたらいけないから」と言って、そのメモに「500円借りました」と書いて、そのメモを渡してくれた・・・イメージできるよね。
債券は、今の話と似ていて、国や会社がお金を借りたときに、お金をいくら借りましたという紙を作るんですよ。それが債券なんですね。
債券を持っているとどうなるのか
じゃあ、この債券を持っているとどうなるのか、今回は2つお話します。
1. 定期的にお金がもらえる
債券を持っていると、お金を貸したお礼として、定期的に「利息」という名前のお金がもらえるよ。これは、お友達にお金を貸した時に「ありがとう」と言って、お菓子をくれたりする、そんなイメージかな。
2. 貸したお金が戻ってくる
債券には「満期」というものがあって、お金を貸している期間が終わる日のことですよ。その日が来たら、お金を借りていた国や会社から元のお金を全額返してもらえるんだ。
こんな債券だけど、少し細かい話をすると、いくつか種類がありますんだ。
「国債」と呼ばれるものがあって、これは国が作る債券で、国がお金を借りるときに使うよ。
また、「地方債」と呼ばれるものもあって、これは都道府県や市町村がお金を借りるために作る債券ですよ。
あと「社債」と呼ばれるものもあって、これは会社がお金を借りるために作る債券。
債券について話をしてきたので、まとめておくね。
債券を買うというのは、国や会社などにお金を貸して、そのお礼に定期的に利息をもらうことですね。
また、債券は株よりも安全だと言われていることが多いよ。なぜなら、お金を返す約束がしっかりされているからですよ。ただ、株よりももらえるお金、増えるお金は少ないかもしれないね。
この説明で、「債券」について少し理解できたかな?
「投資信託」とは?
今回の最後、3つ目に説明するのが「投資信託」について。
投資信託っていうのは、たくさんの人からお金を集めて、大きな財布みたいなものを作って、その大きな財布の中のお金で株や債券を色々と買うことですよ。
例えば、友達とお金を出し合って、いろいろなおもちゃやゲームを買うのと似ているかな。
何人ものお友達から少しずつお金を集めることで、ひとりでは買えない高いゲームやおもちゃも買えるようになるって感じですね。
投資信託を買うメリット
なお、自分で株や債券を選んで買うのではなく、投資信託を買うメリットを説明するね。
① プロが管理してくれる
お金を増やすのが得意な専門家が、集まったお金を上手に使ってくれるから、お任せできるんですよ。自分で何を買うか悩まなくてもよくなるね。
② 少ないお金でも大きな買い物ができる
少しのお金でも、他のたくさんの人と合わせることで、一人ではなかなか買えない高い株なども買えるようになるよ。
③ 1つに集中せず、幅広く買う
最初に株の話をしたけど、1つの株、1つの種だけ買うと、その種からあまりいい実ができないと損をすることになるね。でも投資信託だと、みんなから集めたお金がありますから、たくさんの種類の種を買えるから、仮に1つ良くない種があっても、他の種から良い実がたくさん取れると、全体で考えると良いよね、プラスになるよね。
これが「1つに集中せず、幅広く買う」ことができる投資信託の3つの目のメリットですよ。
投資信託についてまとめておくと、たくさんの人のお金を合わせて、色々なものを買う方法ですよ。プロが管理してくれるから安心だけど、絶対にお金が増えると約束されているわけではないから、注意も必要ですよ。
さあ、お金を増やす方法について話をしてきたけど、このお金を増やそうとすることを「投資」っていうんですよ。
投資っていうのは、お金を使ってもっと多くのお金にしようとすることで、具体的には株や債券、投資信託を買うことですよ。
ただ、お金が絶対に増えると約束されているわけではなく、減ることもあるかもしれないよ。
「貯金」と「投資」の違いは?
一番最初に話した貯金箱や銀行にお金を入れておく貯金と、株や債券、投資信託を買う投資の違いって、もう分かったかな。
貯金は、お金は安全に置いておけるから、減ることはないんですよね。でも、投資はお金を増やすチャンスがある一方で、減ってしまうこともあるんですよ。
さあ、今日は株や債券、投資信託について学びましたね。
ちなみに、親子で学ぶお金シリーズ1回目は、こちら「銀行の役割」についてでした。我々の生活にはなくてならない存在で、こんなことしてくれてるんですよ、助かるねーということをお伝えしましたので、またご覧になっていない方は是非ご視聴ください。