※動画でご覧になりたい方は上記の『FPパパちゃんねる』よりどうぞ。

愛知県で条令が施行され、2021年10月1日より自転車利用に関して、ヘルメット着用と保険加入が義務化されたのはご存知でしょうか。

【ヘルメット着用】

自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されました。「努力義務」ですので、ヘルメットを着用していなくても罰則までは現状ではないかもしれませんが、安全のためにもヘルメットは着用を。

【ヘルメット購入補助】

また、ヘルメット着用促進のため、愛知県ではヘルメット購入の補助制度も創設されました。児童生徒等と高齢者が対象ですが、購入金額の1/2(上限2,000円)が補助されますので、有難いですね。

今年(2021年)4月1日以降に、新品で所定の安全基準(認証)を満たしたヘルメットの購入が対象になります。

詳細は、こちらの愛知県ホームページをご覧ください。

補助予算の上限もあるようですので、補助制度を利用してヘルメット購入をされる際はお早めに。

【保険加入義務】

名古屋市では先行して平成29年10月1日より施行されていますが、この令和3年10月1日より愛知県の条令でも自転車損害賠償保険の加入が義務化されました。

賠償保険ですので、自転車で事故を起こした際に、相手(他人)への補償に加入することが義務化されました。

既に加入している住まいの火災保険や、自動車保険等の特約で賠償責任の特約に加入しているならそちらでも構いませんが、補償内容の確認する場合や新たに加入する場合に、押さえておくべき4つのポイントをご紹介します。

①補償額

判例では数千万円や一億円近い賠償命令が出ているケースもありますので、無制限か1億円を超える補償額のものが良いかと考えます。

②対象者

保険に加入した「自分のみ」「同居の家族」など補償対象者を確認しましょう。

③自分自身への保障(自転車保険の場合で、火災保険や自動車保険の特約の場合は除く)

自転車事故を起こした際に、相手への補償ではなく、自転車を運転していた自分自身が入院や障害を負った際の保障です。利用頻度や利用環境を踏まえて、加入を検討するのも良いかと思います。

④補償開始日(新規加入の場合)

補償開始日を自分で決められるものや、決まった締切日があり、締切の○○日後から補償開始など様々あります。せっかく新たに賠償責任保険に入ったのに、まだ補償が始まっていかなったということがないように、補償開始日も確認しましょう。

特に①~③が異なると、毎月or毎年の掛金(保険料)が異なります。補償額・対象等と掛金(保険料)のバランスを見て、選ぶと良いかと考えます。

ご参考まで。