約2カ月ぶりのコラム更新となりますが、前回に続き、名古屋・愛知県を中心に活動しているFP(ファイナンシャルプランナー)が集い、互いの事例を共有しつつ学び合う、FPリアルねた共有会についてお伝えします。

先週、いつもの4人でZoomにて開催し、共有内容は発表順に以下の通りとなりました。

廣江淳哉(私)『脳梗塞で入院している人の年金窓口受取りについて』

ご相談者に許可をいただいたので共有会でもお話をさせていただきましたが、あるご相談者から「80代の親が脳梗塞で倒れ入院中で、年金の受け取りをどうしたら良いか」とのご相談を現在進行中でいただいていますので、その時点での最新の状況を共有しました。

少しだけここでもお話をしておきますと、実は、年金を口座振込ではなく、ゆうちょ銀行の窓口受取りをされている方なのですが、当然ながら本人が受け取りに行けないため、どうしたら良いのか・・・というご相談をいただいています。

制度上は、本人が受け取りに行けない場合は年金受取を委任することもできますが、脳梗塞で入院中のため、意志をハッキリと示したり、委任の署名等をしたりするのも困難な状況であるようです。

年金事務所に確認したこと、ゆうちょ銀行に確認したことなどをお話しました。

草野芳史FP 『社長が家を建てる際の住宅ローン』

お話の前に、このリアルねた共有会メンバーのメッセンジャーに質問があった『外貨運用の満期時の為替差益対応』について、税務署等で確認された内容を共有報告いただきました。基本は都度課税で、同日売買は非課税になるケースなど、細かな対応になるようです。

そして、本題について、おまとめローンを含め、解説をいただきました。

正井靖之FP 『iDeCo改正について』

個人的は、今月と来月に、2つの労働組合さんからセミナー依頼を受けていて、資産形成や非課税運用などのオーダーをいただいていますので、興味深く勉強をさせてもらいました。

ここでは諸事情によりご紹介できませんが、図解で解説もいただき、自身が担当するセミナーに向けて、資料作成のイメージもでき、大変有意義な共有をいただきました。

竹内道子FP 『被害急増中の詐欺被害について』

FPリアルねた共有会では初めてのテーマかと思いますが、これまた来月に短大で担当している「消費者教育」という授業の中で「マネートラブル予防」を扱う日がありますので、興味深く学ばせてもらいました。

前々からあるオレオレ詐欺や還付金詐欺、最近増えている情報商材系などの副業詐欺、仮想通貨や暗号資産、ネットワーク系のマネートラブルなどについて話を聞きました。

隔月開催のため、年内は最後のFPリアルねた共有会となり、次は年明け1月の予定。

忘新年会でも・・・という声もありましたが、ここ最近の新型コロナウイルスの感染拡大傾向を踏まえ、もう少し我慢して、お花見でも・・・という話になっているので、リアル飲みも楽しみにしたいと思います(笑)