本日は、家計簿で細かく管理はしたくないとか、忙しくてできないという人でも、「これならやってみよう!」と思える簡単な家計管理のコツを5つ、そして最後に我が家で、FPパパ家で行っている家計管理法のご紹介をしたいと思います。
家計管理のコツ①自動化で忘れずに管理
最初のコツは、「自動化」です。光熱費や携帯料金などの定期的な支払いを自動引き落としに設定しましょう。
もうしているという人もいるかもしれませんが、ここでのポイントはなるべく集約することです。
複数のクレジットカードや銀行口座で引き落としがあるのではなく、クレジットカードならこの1枚、銀行口座ならこの口座と1つずつに集約しておくと、支出の管理もしやすくなりますね。
最近の私事になりますが、親の口座引き落としとかも、年金が振り込まれる口座1つにまとめました。
そうしますと、2カ月に1回は入ってくるお金があって、その間に出ていくお金、引き落としや生活費の引き出し含めて把握できますので、便利ですよね。
ちなみにですが、私の親の場合は今申し上げた年金が振り込まれる生活費関連の口座と預金の口座は分けてもらっています。
大きな買い物とかは預金の口座から使い、日々の生活は年金が入る生活費関連の口座から使うというイメージです。
家計管理のコツ②家計簿アプリの活用
手書きで家計簿をつけると、書いたり、電卓をたたいて計算をしたりと手間もかかりますよね。そんな手間をかけずに簡単に家計簿を作成するには、家計簿アプリを使うのも良いかもしれません。
私自身は使用していませんが、ご相談にいらっしゃるお客様で使用している方をよく見かけます。
レシートをカメラで撮るだけで支出を項目別に振り分けてくれたり、アプリとクレジットカードと紐づけることで、クレジットカードを使用したら自動でその金額を項目別に振り分けて支出を管理してくれたり、するようですね。
支出を把握しやすくなりますと、無駄遣いを減らすことにも繋がっていきますよね。
アプリならやり易いなぁという方は是非やってみてください。
家計管理のコツ③期間別予算立て
今までの2つは使ったお金を把握するという家計管理方法でしたが、今回は視点を変えまして、使う前に予算立てをして、使うお金を管理する方法です。
「期間別」と言っているのは、家庭、家庭によって、自分達に合う期間を考えてもらえればと思います。
お給料をもらうのが月に1回だから、1か月で考えるのも良いかもしれません。
ただ、慣れていないと1か月は期間が長すぎて、計画的にお金を使えないという場合は、月の前半と後半に分けるとか、毎週で予算立てするとか、やりやすい期間を設定すると良いでしょうね。
そして、その期間で使えるお金を予算立てし、その予算内でお金を使うようにし、家計管理をしていってください。
なお、予算立てをした中で使うものと、予算外で使うものの選別も重要になります。
例えば、食料品は予算内だけで、光熱費は予算外にするとか。あるいは、光熱費も予算内で考えて、うまく節約等ができて光熱費が抑えられたらその分を他の支出に充てて楽しむというのも良いでしょうね。
また、予算を期間等も踏まえて、複数組むのも良いでしょうね。例えば、毎週の生活費予算、毎月の光熱費予算、年間の旅行予算や家具家電予算などですね。
是非、自分たちに合うやり方、無理なく続けられるやり方を試行錯誤してもらえたらと思います。
家計管理のコツ④リスト購入法
この「リスト購入法」は先ほどの「期間別予算立て」に近い考え方でして、金額で予算ではなく、モノで購入見込を立てるというものです。
というのは、家計管理を狂わす要因の1つに、金額の大小はあるものの、いわゆる衝動買いがありますよね。
お店の前を通った際に、パッと目に留まって、あれ欲しい・・・となって買うパターンもあれば、日々の食料品とかを買いに行っていて、あれもこれもとなるパターンなど様々あると思います。
日本の経済に貢献するという意味では、色々とお金を使うことは経済を回すことになるので良いのですが、このパッと買ってしまう衝動買い、家計管理には良い影響がありませんので回避する手段として、リスト購入法をお勧めします。
作るリストは2つ。
「日々の買い物リスト」と「大きな買い物リスト」です。
「日々の買い物リスト」は文字通り、食料品や日用品を買いに行く際に、スーパー等に行ってから食事のメニューを考えて、あれこれ買うのではなく、先にメニューを決めておいて、そのメニューに必要な食材のみを買うイメージです。無駄な買い物を減らすのが目的ですね。
1週間に1回買い物に行くという方がいらしたら、1週間分のメニューを考えるのは大変・・・となるかもしれませんが、2日や3日分だけは決めていくというのでも良いと思いますので、是非試してみてください。慣れてきてから、考えておくメニュー日数を増やしていくのも良いかもしれません。
そして、「大きな買い物リスト」ですが、いくらからが大きな買い物かは家庭によって金額の線引きが異なるでしょうが、欲しいものに優先順位を決めながら買うことで、衝動買い的に買い物をしてしまうのを抑えることができるのではないでしょうか。
家計管理のコツ⑤全て現金支払い
これは究極の家計管理法で、無駄使いをしない節約のコツにもなるかもしれません。
キャッシュレスと言われている現代でもありますので、全て現金支払いは時代に逆行しているでしょうが、クレジットカードとか後払いのものを使用しますと、ついつい使い過ぎたり、使ったことをある意味忘れてしまっていて、請求が来て「あっ」ってなることもあったりすることもあるでしょうね。
全て現金払いですと、使って良いお金だけ現金でもっておけば、細かくレシートとかで家計簿をつけなくても1カ月で使った金額も簡単に把握できるでしょうし、手元の現金が底をつけばもう使えないわけで、無駄使いもできませんから、節約にもなりますね。
お金の管理がまったくできず、使い過ぎて困っているという人ですとか、例えばお小遣い制のご主人が現金で渡しているのにカードもちょいちょい使っていて困るなんてケースとかですと、カードは一切なしで現金のみで管理してもらうというのも試してみる価値あるかもしれません。
FPパパ家の家計管理法の最新版
そして最後に、我が家のFPパパ家の家計管理法の最新版についてお伝えします。
今回お伝えした家計管理法の③期間別予算立て④リスト購入法にアレンジした⑤全て現金支払いを加えた形でやっています。
まず期間別予算立てですが、1か月の予算と1年間の予算の2本立てでやっています。
1カ月の予算は3つありまして、食料品や日用品といった「生活費」、宅配の「コープさん」、そして「光熱費」です。ちなみに、封筒で管理をしていて、使ったらその封筒からお金を抜くイメージです。
ここで、我が家で必須にしているルールがあるんですが、クレジットカードを使ったら、封筒からその分の現金を抜くようにしています。
そして我が家の場合は、クレジットカードの引き落とし用の口座を1つ用意しています。
ですので、クレジットカードを使って封筒からお金を抜いて、ある程度まとまったら、そのクレジットカード引き落とし用の口座に入金しています。
そうしますと、クレジットカードの請求が来た時も、使ったお金は既に口座にあるので支払いも問題なし・・・ということです。
なお、お金を抜いたらレシートは不要になりますので、私は先ほども申し上げましたが、アプリとかを活用して何にいくら使ったかとかは記録を残していません。
また、生活費の使い方に関しましては、食料品は原則週に1回。特に、コロナの頃からこうなりましたね。なるべく短時間で買い物を済まそうと、1週間分のメニューを決めたりして行っていました。
最近は、週に2回目も足りなくなったものなどを買いに行くこともありますが、なるべくまとめて、そしてリストも1週間分ではないこともありますが、数日分ぐらいは何にするかを決めて、買いに行ったりしています。
一方、1年間の予算は、いくつもありますのでExcelで管理をしているのですが、主なものを紹介しますと「旅行費」、「帰省費」、家族の誕生日やクリスマスなどイベントごとに使う「家族イベント関連」、「車関連」、「家具類」、「教育費」、「医療費」「生命保険」「積立」「その他(雑費)」等々あります。
始めの頃は年間の予算立てが難しい部分もありましたが、Excelファイルを見てみますと2015年からやっていますので、今年で10年目。
もうこの項目はいくらぐらいというのが過去の実績から判断できますので、改めて継続するって大切だなと思いました(笑)
ということで、本日は、簡単家計管理5選+FPパパ家の家計管理法(最新版)についてお話をしてきました。
いきなり完璧に・・・というのは大変だと思いますので、まずこれはやってみようで良いと思います。
ストレスなく、あるいはストレス少なく、継続できる、自分たちに合った家計管理の仕組みを徐々に構築いただければと思います。
是非、ご参考になさってください。