※動画でご覧になりたい方は上記の『FPパパちゃんねる』よりどうぞ。

皆さん、生命保険に加入していますでしょうか。加入されている方は、何歳頃に、どんなタイミングでご加入されましたか。

私自身は、社会人になってすぐ、職場に出入りしていたセールスレディーと呼ばれる保険営業の女性に「社会人になったら保険に入るのは当たり前。先輩もみんな入っている」と勧誘され(笑)、20代前半で生命保険に加入しました。

ただ、今の時代は個人情報保護の観点もあってか、職場に保険営業の人が自由に出入りできるというところは減ってきたように思います。

そんな影響もあってか、弊FP社労士事務所にご相談をいただく方で、「生命保険は加入していません」という人も結構いらっしゃり、「子どもが生まれたら入ります」というお考えを伺うことも。

生命保険加入のタイミングは人それぞれですので、判断は相談者がされるのは当然として、FPとしては「子どもは生まれてからよりも、子どもがほしい、いつできても・・・という状態のときに入っておく方が良いかも」と考えていることは、求めに応じてアドバイスさせてもらったりしています。

その理由は・・・。

ママになる女性の場合

帝王切開による出産の可能性があること。

厚生労働省の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況(平成29年)」によると、分娩に占める帝王切開の割合は一般病院で25.8%、一般診療所で14.0%で、件数を合算して合計の割合を計算すると、20.4%となります。

つまり、5回の出産に1回は帝王切開という現状を踏まえ、将来的に医療保険に加入するなら、妊娠・出産前に加入し、出産時の入院や手術等の保障を持っておくというのも良いのではないかと考えるからです。

パパになる男性の場合

子どもが生まれてからは生活に慣れるまで数カ月かかるかもしれませんし、その後に保険の検討を始めて・・・となると、実際の保険加入は子どもが生まれてから半年や1年後なんてことになるかもしれません。

もし、検討中に、万一、亡くなってしまうなんてことがあれば、当然ながら未加入の状態であるため保険金は出ませんし、検討中に大病などをされると保険に加入できないなんてことも起こり得ますので、そういった状況になれば、これから生まれてくる、あるいや生まれたばかりの子どもの生活が大変になる・・・かもしれませんので。

ということも考えると、子ども生まれたら生命保険加入しようと考えているのなら、妊娠前、子どもがいつできてもOKという状況で、子どもが生まれた後のことも考えて、備えておくのが良いと個人的には思っています。

ご参考まで。